a voracious reader

洋書をメインに読書レビュー, 英語学習 and 雑記

The Books I Read in October, 2020

遅くなりましたが10月まとめです。 読書の秋まっさかり。季節に合わせた本を選んだり、作家が生誕100年というメモリアルにのっかって読むと楽しいですね。 とは言え、超ムードリーダーなので、自分の気分で読む本変えちゃいますが。

  • 洋書 9冊
  • 和書 4冊



The Story of RBG

★★★★

最近亡くなった連邦最高裁判事Ruth Bader Ginsburgの伝記を児童書で読みました。Kindle Unlimited対象です。 スカッとする生き様でカッコいいです。 今後悩んだときやモヤモヤしたとき、「Ruthならどうする?」と対処すると、1つの解になるかも? 短くてすぐ読めます。

The Rescue

The Rescue

The Rescue

★★★★

Deniseは4歳の学習障害を持つ息子をシングルマザーとして育てている。田舎町で身寄りもなくウェイトレスとして働き、日々の生活をやりくりするので精一杯だ。ある日、嵐の中職場から自宅に帰る途中、事故を起こしてしまう。自分は助かったものの、同乗していたはずの息子が消えていて...。

深い愛を語るNovelistのNicholas SparksがRomance+ハラハラドキドキに挑戦したと思われる一作。米アマでWhisper Sync for Voiceを試したかったので、KindleとAudiobookをそろえて読みました。愛する人を守りたいがために迷えるヒーローTaylorのジレンマをどうぞ楽しんでください。ちょっとDeniseのキャラクターがキレイにまとまり過ぎている印象があり、同じハラハラなら私が一番好きなNicholas作品Safe Havenをお薦めしておきます。

Sweet Bean Paste

★5作品だったので、以下記事にまとめています。

rita150201.hatenablog.com

The Mystery of Alice

The Mystery of Alice

The Mystery of Alice

  • 作者:Lee Bacon
  • 発売日: 2019/05/02
  • メディア: Audible版

★★★

勉強はできるけどパッとしない女子、13歳のEmilyの元に、突然超セレブ私立校から奨学金のOfferが届く。家族と喜ぶEmilyは入試会場に向かうが、そこで待っていたのは知識ではなく知恵を試される奇妙な試験だった。

Audible 聴き放題のAudible Plus Catalogueの1作。Interview with the Robotが面白かったLee Bacon。Inteview~より対象年齢が高そうで、前から読みたかったので聴きました。 Emilyの一人称で語られるストーリーは全てEmilyがSmartphoneで録画しているVideoの形で語られる趣向が面白い。録画で入りがちな効果音などもきっちり再現されているのもリアル。 聴きながら、学生生活の部分にちょっと飽きを覚えたり、ロマンスが超微ロマだったりしてw、Plotは追えたものの、それなりに楽しんだという印象です。

The Giver

★★★★

犯罪も無ければ、「色」も存在しない理想郷で何もかもが管理された世界に生きるJonasは、12歳を迎えてThe Giverと呼ばれる役割を与えられる。JonasはGiverになるための訓練を通して、少しずつ理想郷の真の姿を知ることになるが…。

初めてディストピアを読みましたが、やはり現実離れした話は好きになれず、エンディングの終わり方にも拍子抜けしてしまいました。児童書とはいえ、淡々としつつも衝撃的な描写もあるので、読むのをやめようかなと何度か思いましたが、短いので読み切りました。 作者がこの物語で伝えたかったことも、汲み取ることができず、汲み取りたくも無いという気分になり...。 とはいえ、先が気になりどんどん読めるので、世界観に入り込めれば楽しめると思います。

Bay of Sighs

Bay of Sighs (Guardians Trilogy)

Bay of Sighs (Guardians Trilogy)

  • 作者:Roberts, Nora
  • 発売日: 2017/11/28
  • メディア: マスマーケット

★★★

イタリアを舞台にしたファンタジー冒険ロマンス。主人公は前作で足を手に入れた人魚Anita。 6人の美男美女がGuardianとして神々からの命令を受けて冒険をするのだが、強大な敵が現れて…。

有名ロマンス作家のひとり、Nora Robertsの作品を初めて読みました。 海、リゾート、人魚ということで、夏に読みたいと思っていた一作です。表紙も何とも涼やか。 洋書福袋の1冊で手に入れたのですが、3部作の2作目でして、えーそこで終わるの~感もあり(笑) ファンタジーは苦手ですが、無垢なマーメイドAnitaが人間界の常識を知らず、色恋に関して率直にいろいろ聞いちゃう様子が可愛く、ロマパワーで最後まで読めました。

Amazing Medical People

★★★★

医学で貢献した6名の人物の功績を読み易いGraded Readersで紹介。 日本人の私は名前を聞いたことも無い人がいて、いやいやまだまだ知らないことってたくさんあるんだな。 海外で出版された本を読むと日本では触れづらい情報にリーチできるのが利点ですね。 本のような形だとフェイク率は下がるだろうし。

Younger

Younger

Younger

★★★★

44歳の専業主婦Aliceは夫に逃げられ、最愛の一人娘もアフリカにボランティアに行ってしまって寂しい日々を過ごしていたが、アーティストの親友によって若々しく大変身した。親友と一緒に、29歳と偽ってニューイヤーイブのNew Yorkの街に繰り出す。ちょっとした冒険のはずが、20代半ばのイケメンゲームクリエイターと出会ってAliceの人生は変わり始める。

サクっと聴けるロマコメ。Audible 聴き放題のAudible Plus Catalogueの1作。 母だからなのか、嘘はできるだけつきたくないと、いろいろ頭を捻るAliceが可愛いです。44歳が29歳に変身ってそんなんあるかいなと思ってはいけません。素に戻らずAliceと冒険を楽しみましょう(笑) Audible 耳だけで進めたので、毎章ごとにメモを取りながら聴くと、次読むまでに時間が空いても途中からスムーズに意味がとれることを発見しました。

Coco

Disney/Pixar Coco Cinestory Comic (Disney/Pixar Cinestory Comic)

Disney/Pixar Coco Cinestory Comic (Disney/Pixar Cinestory Comic)

  • 作者:Disney/Pixar
  • 発売日: 2018/01/02
  • メディア: ペーパーバック

★★★★

リメンバー・ミーとして日本でも公開された映画のコミカライズ。メキシコの死者の日に近い時期に読めてよかったです。 泣かせに来ているとわかっていても、途中で涙が止まらず。あと、主人公が音楽を愛しているので、サントラとセットで読むと感動ひとしおだと思います。映画も子どもと観たい。


【洋書】Sweet Bean Paste -原題『あん』

Sweet Bean Paste by Durian Sukegawa

Sweet Bean Paste

Sweet Bean Paste

総合★★★★
読み易さ★★★★★

あらすじ

主人公のSentaroは、雇われ店長としてどら焼き店を営んでいる。 天涯孤独で、仕事にやり甲斐もなく、仕事終わりに一杯ひっかけることだけを楽しみに生きている。 そんなある日、高齢の女性Tokueが自分を雇って欲しいと店頭に現れる。 にべもなく断るSentaroだったが、Tokueが自分で作ったというSweet Bean Pasteのクオリティの高さに驚き、半信半疑でTokueを採用することにする...。

感想

人は何のために生を受けるのか。多感な時期に、誰もが一度は考えたことがあるのでは無いでしょうか。 救いを求めて古典の哲学書に手を伸ばすのも良いですが、そんな悩める若者に手にとってほしい一冊です。 序盤を読んだだけで、スッと物語の世界に入っていくような感覚を覚えました。原著の魅力もさることながら、翻訳も優れているのだと思います。教科書に載っていそうな読みやすさで、読書感想文の課題図書になったのも納得です。

本作は読み進めるうちに、とっつきやすい冒頭からは全く想像もつかない重いテーマへ展開していきます。 肉親や親友、尊敬する人が自分の人生に大きな意味を与えてくれるのはもちろんですが、意外と見知らぬ人との偶然の出会いが自分の人生を大きく変えるのかもしれません。 これからも、新しい人との出会いを楽しみ、人の意見を尊重する姿勢を大切にしたいと思いました。

それにしても...。気が向くままに読みたい本を手に取っていますが、最近はどの本からも「過去の歴史からもっと学びなさい」と言われているようです。 何かの暗示かもしれません。

こちらもお薦め

The Housekeeper and The Professor - 原題『博士の愛した数式

The Housekeeper and the Professor

The Housekeeper and the Professor

  • 作者:Ogawa, Yoko
  • 発売日: 2010/04/01
  • メディア: ペーパーバック

偶然の出会いが自分の人生に大きな意味を持つ、桜の季節に読みたい本、という共通点でこの本が浮かびました。

The Restaurant of Love Regained - 原題『食堂かたつむり

Restaurant of Love Regained

Restaurant of Love Regained

  • 作者:Ogawa, Ito
  • 発売日: 2012/04/01
  • メディア: ペーパーバック

本作の魅力の1つは、湯気の立つ美味しそうなどら焼きの描写です。 読みながら、美味しいものをお腹いっぱい味わいたくなる本といえば、この本ではないでしょうか。


心に残った本は引き続き1冊ごとに感想を記していきたいと思います。

この9月に読んだ本 和書編

洋書を読むことで、ネイティブ言語で読むことのできる悦びを知り、和書の小説も読み始めています。 この9月に読んだ小説と詩集、2冊をご紹介します。


秘めた情事が終わるとき

コリーン フーヴァー (著), 相山 夏奏 (翻訳)

★★★★★

売れない作家のヒロインに願ってもないチャンスが訪れた。ベストセラー作家Verityの大人気シリーズの次作を、共著で執筆することになったのだ。契約を結んだヒロインは、Verityとその家族が暮らす次作のネタ探しのため家に向かうが、Verityとその家族には恐ろしい秘密が隠されていた。

前から読みたかったColleen Hoover、YouTubeで読書会があるというので翻訳を読みました。読後、鳥肌が立ち過ぎて寒くなった経験はありますか?とにかく怖かった…!。怖がりの自分が良く読めたなあと思います。一度開いたら止められず200ページくらい一気に読みました。ロマンスの顔したサイコスリラー。これは語りたくなるエンディングで読書会が開かれたのも納得です。この本をきっかけに、和書の小説の素晴らしさを再認識しました。

空が青いから白をえらんだのです ―奈良少年刑務所詩集―

寮 美千子

★★★★★

刑務所の教室で紡がれた、少年刑務所で服役する少年たちの詩集。こんなに美しい詩を生み出す彼らがどうして罪を犯してしまったのか。詩を通して彼らの心に触れてください。

新潮文庫の100冊フェアで、すっと吸い寄せられるように手に取ってしまった詩集。ページをめくるたびに本を閉じて涙をこらえる本に出会ったのは、初めてです。孤独な子供たちのあまりに純真で素直な言葉は、罪を犯させてしまった私たち大人の責任の重さを感じさせます。美しい煉瓦建築を誇る奈良刑務所の写真たちも魅力です。


洋書メインで読んでいるので、数は少ないですが、また感想を書きたくなる本があったら、Postしていきます。

The Books I Read in September, 2020

9月は一人の時間を多くとることができたので、今までで一番多く洋書を読むことができた月でした。

  • 洋書 11冊
  • 子どもと読んだELT本 15冊
  • 和書 4冊

本を読むことと、書店に行くことと、図書館に行くので忙しく、テレビや映画からはすっかり遠ざかっています。 英語学習は単語やフレーズ暗記のiPhoneアプリAnkiと、英会話のためにNativeCampだけ続けています。

中でも印象に残った本のレビューを記録しておきます。


Worth Any Price by Lisa Kleypas

★★★★★
Bow Streetシリーズ3作目。没落貴族に箱入り娘として育てられたCharlotteは、親が決めたレールに乗ることを拒否して家出する。身分を隠してmaidとして働いていたが、あっけなく、あるRunnerに見つかってしまう。両親の元に戻って政略結婚させられるか、そのRunnerと結婚をするか、Charlotteは2択を迫られる...。 先は読めるね~と思うと、思いがけない展開に翻弄される本シリーズ。最終作らしく、エンタメ感満載で楽しめました。Hotなのは相変わらずなので、苦手な方はご注意を。

Before I Go to Sleep by S.J. Watson

★★★★★

47歳のヒロインChristineは、事故が原因で、一度眠ると過去20年から現在までの記憶を失う障害を負っている。毎朝、他人の部屋のベッドで目覚め、鏡を見れば見知らぬ中年の女性が見つめ返してくる。一緒に住んでいるBenという男性が夫だそうで、自分の介護をしてくれているらしい。空虚な日々を送るChristineは、医師の薦めで自分の毎日をjournalを記録し始める...。 サイコスリラーのさく読め本として有名ですが、怖さの演出の一環なのか、一文が短く語彙も易しいので、本当に読みやすかったです。先が読める部分もありますが、じわじわくる怖さでラストの終わり方も好きです。

White Bird by R.J. Palacio

White Bird: A Wonder Story (English Edition)

White Bird: A Wonder Story (English Edition)

★★★★★
Wonderスピンオフの1作が、グラフィックノベル化。Nazisによるユダヤ人迫害を、今の若者が自分ごととしてとらえるのに、これ以上の作品は無いと思います。元々このNovel版を読んでエンディングまで全て知っていた私でも、読み終わったあと嗚咽がしばらく止まりませんでした。Black Lives Matterのハッシュタグであふれるtwitter、日本でもコロナ陽性者へぶつけられる怒り、75年経っても学ばない私たちが今読みたい一冊。

Where the Crawdads Sing

Where the Crawdads Sing (English Edition)

Where the Crawdads Sing (English Edition)

★★★★
ヒロインKyaは6歳で親兄弟に捨てられて、たった一人、Marshで暮らしてきた。Marsh Girlと呼ばれて他人からは蔑まれ、学校にも行かず、貝や燻製を売って細々と暮らしている。20年後、Marshである殺人事件が起こり、真っ先に容疑者として捜査線上に浮かんだのがKyaだった…。

2019年発売ですが、ずっとベストセラーにランクインしている1作。翻訳版も素晴らしいようでお薦めも良く目にします。 Kyaの人生があまりに救いようがなく、子どもがかわいそうな目に遭う内容が苦手な私は、何度もDNFしようかと思いましたが、途中から犯人捜しのMysteryに引っ張られて読むことができました。 自然科学系の語彙が並び読み易くは無いですが、大自然雄大さを形容する表現力が素晴らしく、Kyaが語る両親や兄弟への思いの描写は自分の心が焼けつくような感覚を覚えました。


本当は全部書きたいのだけど、毎回ちゃんと感想メモしてないので、どうしてもブログにまとめると時間がかかってしまいます。10月はもう少し読みながら記録をしていきたいです。

The Books I Read This Summer Vol.2

お待たせしました。Vol.2です。

Something Borrowed by Emily Giffin

Something Borrowed: A Novel (English Edition)

Something Borrowed: A Novel (English Edition)

★★★★

NYのBig Farmで働く弁護士のRachelは何事にも受け身の優等生として人生を送ってきた。30歳の誕生日の夜も、主人公は自分のはずなのに、気づけば美しく積極的な親友Darcyにヒロインを奪われてしまう。ムシャクシャしたRachelは酔った勢いでDarcyのフィアンセDexと寝てしまう。後日、Rachelは自分らしからぬ軽率な行動をDexに謝るが、Dexから返ってきたのは意外な返答だった…。

まさに王道Chick-Litでさく読め! 自分の心の内を表に出さず、全てを我慢することで穏便にやり過ごそうとする、スーパー受け身なRachel。自分とは全く違う性格で、オイオイ…と突っ込みながらも、楽しく読みました。次作はDarcyが主人公だそうでものすごく気になるので、そのうち読みます。

Ghostsitter

A Crazy Inheritance: Ghostsitter 1

A Crazy Inheritance: Ghostsitter 1

★★★
養母と暮らす14歳のTomに亡くなった大叔父のwillにより、突然fortuneを相続することに。ただし、それには1つ条件があった…。 Vampire に狼人間など、ベタなお化けたちが活躍する冒険物語。

いつものAudible Originalのラジオドラマ風展開。2020年6月の無料Audibleでした。肝心の物語は声優さんの演技は素晴らしいのだけど、ファンタジー苦手なので少々途中で飽きてしまった。耳だけだったので理解度も怪しい。微ロマンスと音楽の素晴らしさで何とかゴール。

girls who code: The Friendship code

★★★
中学生のヒロインLucyは、素人ながら作りたいappがあり、胸躍らせてcoding clubに参加したものの、初回のclubはPCにすら触らない内容で、肩透かしをくらう。早く上達したいと気持ちばかり焦るヒロインのロッカーに不思議な手紙が届いて…。

私にしては珍しくロマンス一切無し。友情と成長の物語。物語にcodingをよく絡ませていて感心しました。

Someone to Watch over Me

★★★★
治安判事直属のRunner(今でいう警官に近い)Grantは、テムズ川で瀕死の女性が発見されたと聞いて駆けつける。何者かに殺されかけた女性はロンドンで最も有名な女性Vivienだった。Grantは「事件の調査の一環」としてVivienを自宅にかくまうことにするが、Vivienは過去の記憶をすべて失くしていた...。

甘甘~ときいていた初Lisa Kleypas。確かに甘くてHotだけど、軸にVivienを襲った犯人捜しのMysteryがあるので、思ったよりは甘くなかったです。舞台は19世紀ですが、知らない単語はあるものの、とにかく読みやすい!Danielle Steelに匹敵する読みやすさでした。 かつ、辞書の(英古)と書いてある語彙にも触れられて嬉しい!

Lady Sophia's Lover

★★★★
Someone to Watch over Me続編、Bow Streetシリーズ2作目。 Grantの上司で、常に冷静沈着な仕事の鬼、Rossの元にSophiaが助手の職に応募してきた。女性には危険な仕事だとRossは断るが、一ヶ月の期限で見極めてほしいというSophiaの要求に負けて採用する。実は、SophiaにはBow Streetでどうしても働きたい目的があった…。

前作Grantが畏れるRossのデレを楽しみたいと思って、前作の勢いそのままで購入して読み始めましたが、Rossがしょっぱなからデレデレなのでちょっと物足りず(笑)読んでいくうちに、だんだんじわじわ女性の魅力に堕ちていく仕事の鬼が見たかった! 軸に恋愛を据えつつも、しっかり謎が散りばめられていて、しかもそれが意外な展開を見せるので、エンタメとしても面白いです。あとSteamyなシーンは前作の2倍?3倍?モリモリですのでご注意を!

Two by Two

Two by Two: A beautiful story that will capture your heart

Two by Two: A beautiful story that will capture your heart

★★★★
32歳のRusselは美しい妻と6歳の娘と暮らし、マーケティング会社役員として活躍する誰もが認める成功者だったが、会社でのある出来事をきっかけに重大なキャリアの決断をする。全てがうまくいくはずだった。完璧だったRussの人生は、掛け違ったボタンのように少しずつズレていく…。

この本は可愛い表紙で前から欲しかった一作。Nicholasは一瞬にして惹かれあう激しい恋愛を描く印象が強いですが、本作は男女の恋愛というより、家族とのすれ違いや新しい愛の形を通して、人と人とが深く結びつくことについて、丁寧に描かれていました。辛いシーンもありますが、主人公の娘、Londonの無邪気さに救われます。

私はAudioBookも投入したのですが、NicholasのAudioBookはBooktrackという、音楽と一緒に楽しめるAudioBookのシリーズがあり、まるでドラマを観ているように楽しめます。

Two by Two: Booktrack Edition

Two by Two: Booktrack Edition


引き続きガツガツ読んでるのですが、読んだ本の記録を残しておくのは続けていきたいです。

The Books I Read This Summer Vol.1

Twitterで読んだ本のレビューツイートを続けていましたが、いつの間にか面倒になってまた止めてしまっていました。すでに読んだ直後の感想は毎回衝動的にツイートしてますが、改めてブログにまとめておきます。


Undercover Bromance

★★★★★
本でも映画でも、シリーズ2作目、3作目が1作目を上回ることって珍しくないですか?これは1作目を優に超えてきましたよ。 有名スポーツ選手やセレブの男性ばかりで構成されたロマンス本を読むBook Club、その名もBromance Book Club。クラブの創始者&一番の色男Mackは運命の女性に出会えるのか...?笑って泣けるロマコメ!

キャラ立ちまくりなので、ぜひ以下の1作目から堪能してほしい!

When We Believed in Mermaids

★★★
ジャンルはミステリーやロマンスにカテゴライズされていて、いつもランキング上位だったので、Kindle Unlimitedで購読。救急外科医のヒロインは、15年前テロで亡くなったはずの姉を、TVニュースの山火事現場レポートで目撃する。同じ番組を見ていた母に背中を押されて、USからNZに姉を探す旅に出かけるが…。読後感は悪くないが、全編にわたって暗く、特に心が打たれることも無く。。先が気になる&読みやすさで何とか読み切れた1作。

The Overdue Life of Amy Byler

The Overdue Life of Amy Byler (English Edition)

The Overdue Life of Amy Byler (English Edition)

★★★
こちらもKindle Unlimitedより。シングルマザーのヒロインは二人のティーンを育てるライブラリアン。疲れ切ってドラッグストアに寄ったある日、3年前に一方的に別れを告げて香港へ逃げた夫と偶然居合わせたことから、ヒロインの人生が劇的に変わり始める。母として女性として、迷いつつも「今」を楽しむヒロインに共感。お気楽に楽しめるロマコメ。文章は読みやすいですが、ヒロインの周りの会話が都会的でスピード感があり、こういう文章をもっとすらすら把握できるようになりたい。ドラマとかが効きそう。

Emma

Emma: Penguin English Library

Emma: Penguin English Library

  • 作者:Jane Austen
  • 発売日: 2012/07/27
  • メディア: Audible版
★★★
Austenは学生のころ翻訳版が好きで、ずっと読んでみたかった原書。人生で2冊目のBuddy Readでした。 200年以上前の英語は難しく、今の理解度ではStar 3ですが、いずれ改めて読むともっと上がるかも?? 自分のことは棚に置き、Matchmakingに精を出すお節介なヒロインEmmaと個性豊かな面々が繰り広げる人間ドラマ。当時の女性の立場を憂いつつ、ロマンスの力で何とか最後まで読み切れました。

The Autistic Brain: Thinking Across the Spectrum

★★★
Autismを扱った本を時々読んでいます。こちらは表紙にAuthorがダダン!と載っているので、Brainといいつつ少しMemoirのような内容かなと思ったら、ガチで脳の話でした。特に前半ScientificなNeuronワードが満載で難しかったです。中盤~後半は感覚過敏と、特性を活かした職業など、比較的一般性の高い話題だったので何とか読み切れました。短いのに時間かかりました...。

With the Fire on High by Elizabeth Acevedo

With the Fire on High

With the Fire on High

★★★★★
ヒロインを描いたと思われるカバーイラスト&装丁に惹かれて購入した本。この本は読むなら夏が良いなと思って、手に取りました。 ヒロインのEmoniは17歳のシングルマザー。高校生、母親、FFでのアルバイト、何役もこなすEmoniが最も情熱を傾けるもの、それは料理だった。しっかりと自分を持ち、誰にも振り回されず、自分で自分の道を決めるEmoniがまぶしい。見た目通りの美しい本でした。


Vol.2は8月末までにUPします。

今年の英語学習ニュース ベスト3

私的英語学習ニュースとして、英語学習で成し遂げたことを3つ挙げてみます。

 

1.Anki運用本格化

今年デビューしたのだと思ってましたが、正確には去年でした。

 

1年の取り組み状況。1月にインフルで体調を崩した時と、10月に少し風邪をひいたとき以外は基本毎日継続しました。

今日12/31はまだやってないのだけど、16万回近くタップしたのか。感慨深い。

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正直iPhoneアプリに3,000円ものお金を使ったことが無かったので、ずっと踏み出せずにいましたが、継続した今思うのは、3,000円安すぎます。

 

SVLや洋書語彙など出会った不明語を、どんどんAnkiに放り込んで毎日継続してたら、Test Your Vocabで語彙数17,100を達成できました。

 

【私が考えるAnkiのメリット】

  • これまで何度も挫折してきた語彙学習が継続できる
  • Ankiに入れさえすれば、いずれ自分のものにできるという安心感
  • ブラウザ、PC、スマホなどマルチデバイス対応
  • カードデザインを自分で決められるので、文字だけだと定着しにくい語彙やフレーズは画像を入れたり音声を入れたり、自由にカスタムできる 

 

ネット上に情報がいろいろ出ていますし、Twitterで使っている人も多いので、迷っている方は2020年ぜひスタートしてみてください。

 

 

2.Grammar in Use 完走

いずれ学習してみたいとずっと考えていたGrammar in UseをBuddy Studyとして進めました。いやはやこれが難しくて...。一緒に取り組んでいただいた方のおかげで何とか終わらせられました。今までやっていたTOEICや英検は何だったんだろう...。 Authenticな英語について考えさせられました。

 

途中で分冊の記事を書いたり、

 

終わらせた後にもブログUPしてましたね。

 

今は英会話の学習に力を入れていますが、会話の学習をしたあとに取り組むと、新たな学びがありそうです。

 

 

3.NHKラジオ 遠山顕の英会話楽習の継続

昨年途中で挫折したNHKラジオ、今年は継続したい!と思って、いくつかある講座の中から、読聴話書の全てを含んで飽きさせない工夫が満載だった英会話楽習をセレクトしました。

ラジオは録音かアプリで聴くだけで、生放送で聴くことは全く無いです。便利な時代です。

最初はスキットの暗唱も行っていましたが、暗唱で満足してしまって、表現が自分のものになっていないことに違和感を持ち、途中からは言えない表現をAnkiで和→英で瞬間英作文し始めました。

12月まで継続できています。

 

瞬間英作文が会話に効くことを実感したので、10月分から英会話タイムトライアルも追加で開始。たった10分or15分+瞬間英作文のAnki登録10分でも、ラジオ講座2つとなると時間の確保が難しく、10月終わりくらいから、5時起き朝活をはじめました。こちらも時々サボりつつ継続できています。

 

こうやってまとめると、なかなか前に進んでないように思える英語学習でも、結構できたことも多かったんだと改めて実感できました。

普段、思い付きで猪突猛進に行動していて(笑)、仕事でもプライベートでも振り返ることが足りていないので、2020年は振り返ることを習慣化できる1年にしたいです。