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洋書をメインに読書レビュー, 英語学習 and 雑記

「読みたい」「読める」洋書の選び方


Audiobookのススメを書いていたら、気づけば洋書を選ぶポイントについての内容になってました。

楽しんで読み続けられる本は、それぞれの英語力のステージや好みによって変わると思いますが、自分の中で鉄板として固まってきたので共有します。

目で読む洋書だけでなくAudiobookにも当てはまる内容なので、これからAudiobookにチャレンジしたい方も是非読んでみてください。

入門~初級者の方を想定して書いてますが、読み慣れた方も読む本に迷ったり読みたい本がなくなったりしたときに役に立つかもしれません。

私自身が小説から洋書に親しんだので、小説ベースで書いていますが、ノンフィクションやビジネス本が好きな方でも役立つ点があれば幸いです。


「読みたい」「読める」洋書の選び方

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好き・面白いを最優先

好き、面白い、が適切でなければ、興味深い、学びになる、いつまでもこの世界に浸っていたい、先が気になる、など読み替えてください。

本を読み始める際に、最初に目に留まるのはどこでしょうか?Genreにはじまり、Author,  Narrator,  Summary,  Illustration, Product Designあたりでしょうか。Contentsにまで触れるとキリがなくなりますが、読みながらも好き、面白い、という感情を大切にしてください。

嫌い、つまらない、何を言っているのかわからない、という場合は、途中でストップすることをお薦めします。読んでて苦痛なら、洋書を読むこと自体が嫌いになってしまいます。何かの縁で読み始めた本なので、またいずれその本が自分に合う時期が来るのを楽しみにしていてください。

読み終えた本が増えてくるにつれて、自分が何が好きか、面白いと思うのか、固まってきます。そうなったらしめたものです。普段から書店や電子書籍SNSの洋書情報のウォッチをかかさないようにして、TBR(To Be Read)本を開拓しておいてください。

短い

読んだ本が多くなるほど、読み易くなるので、多くの本を読むことが重要です。長い本を選ぶと途中で意味がとれなくなったり、飽きる可能性があります。

まずは一冊、二冊と短い本で良いので達成感を味わう経験を積んでください。絵本が嫌いでなければ10ページ程度の絵本から始めれば良いです。絵本以外なら「好き・面白い」をベースに100ページ以内の本から選んでみてください。

現代設定

身近な内容は英語で読んでもイメージし易いです。歴史に造詣が深い方は最初から歴史ものを選んでもよいと思いますが、時代が違う話だと現代には存在しない物や事のボキャブラリーが多くて読み続けるのがつらいことがあります。できればここ20年くらいの本を選びましょう。

この前提だと、日本人ネイティブなら日本の小説が英訳されたものはかなり読み易い本が多いです。意外と洋書の児童書は海外は日本と学校制度が違っていたり、聞きなれない授業があったりするので、少しその辺の知識を補ってから読むと良いと思います。

登場人物が少ない

登場人物が多過ぎると誰が誰だかわからなくなることが多いです。例えば日本語の小説なら田中、田島、田所と出てきても、「あの田中さんとはだいぶキャラが違うな~」などと身近にとらえつつ読むことができますが、英語の小説は、John, James, Jackと出てくると、区別がつきにくくなり、読書中に登場人物を取り違えます。

できれば10人以内で展開される物語だと登場人物を追いやすくなります。主人公と距離がめちゃ近いキャラクターだなと思っていると、purrしているという動詞が出てきて、あぁMitchってペットの猫だったっけ、みたいなことも結構あります。


私自身はもともと英語学習のために読書をはじめて、気づけば洋書を読む楽しさにはまった口です。

今も英語力向上+自分の楽しみを目的に読書を楽しんでいます。日本語での読書はしないけど、洋書は楽しめるという人もいらっしゃいます。

ぜひ気軽にトライしてみてください。

今後またTipsや、初心者向けの意外なおすすめ本もUPしていきます。