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文法解説書なのに面白い!『ヘミングウェイで学ぶ英文法』

ヘミングウェイで学ぶ英文法』という本をご存じでしょうか? ひとことで言うと、ヘミングウェイの短編を題材にして、英文法の解説やストーリーの解釈を講義形式で解説した本です。 英語界隈のTwitter Timelineでは、ときどき誰かが話題にしていて目にする1冊で、おととしに自分へのプレゼントとして購入していました。

ヘミングウェイで学ぶ英文法

ヘミングウェイで学ぶ英文法

実は、以前途中で読むのをSTOPしています。

最近改めて読んでみたら、楽しく面白く読めたのでご紹介します。 なぜ今このタイミングで読んだら楽しめたのかも含めて、この本の良さを伝えたいと思います。


ヘミングウェイで学ぶ英文法の魅力

作品解説が素晴らしい

計6作品それぞれの最後に研究者である著者や他専門家のその作品に対しての解説があるのですが、それぞれ非常に興味深い内容で、うーーんと唸ってしまうほど。 自分が英語を座学として学んだのが高校生までで、こういう文学研究にふれてこなかったので新鮮に感じるのかもしれません。

何より、これはあくまでこの著者が考える解釈の一つであって、もしかしたら他の解釈もあり得るのかもしれない。宇宙のようにまだ未開の部分があるのかもしれない、と考えると、すごくワクワクします。あぁ~本を読むって本当に楽しいな!と感じました。

英文法の説明が純粋に楽しい

物語をきっかけとして展開される英文法の説明は、学校で学んだ時よりも、頭の中にストンと落ちて理解ができる気がしました。文法に血が通ったイメージです。ドクドクと脈を打って生きているものに感じられます。よく読むと結構日本語で難しい文法名がついてるものもあって、普段なら勉強感がでて嫌気がさすのですが、へぇぇと全く気にならず読めました。

資格学習や文法書で学んだ側面とは、違う側面から裏付けされているイメージで、復習になったPartもありました。 あと、単純に英語の歴史的な経緯や知らなかった文法もあったので新しい知識も得ることができました。

ヘミングウェイの筆力

6作品読んで感じたのは、平易な語彙と文法、そのうえ短編なのに、こんなに深みやバッファを読者に与えて物語を展開しているのかということに驚きました。行間を読むという表現がありますが、ヘミングウェイの作品は行間どころか単語間を読むつもりで楽しむのが良いのかもしれません。

こんなに短い文章で、数え切れないほどの読み手を虜にしてきたヘミングウェイの作品。自分がこれまで洋書を442冊読んできたからこそ、「長く愛されている本」には理由があるのだということを改めて感じました。

こんな人におススメ

ヘミングウェイが好きな人

手放しでお薦め。英語学習してない人でも好きなら読んで欲しい。自分の解釈との違いを楽しんでください。

・一通りの文法を学んでいる人

文法解説書として読むなら、全く英語学習をしたことが無い人には厳しいかもしれません。最低でも中学英文法を知っている人が良いと思います。

・今やっている英語学習に飽きてきた人

英語学習ってスポーツのトレーニングみたいなものなので、1つのことをずっとやり続けてると飽きが来ることもあると思います。資格試験のための勉強しんどい、英会話いつまでたってもしゃべれない、同じ語彙10回調べても覚えられない、など、いろいろ飽きが来たり、投げ出したくなっている人は、この本を清涼剤として投入してみてください。

次はこれを読んでみたい

ヘミングウェイ原書

翻訳で学生時代に読んでいるThe Old Man and The Sea (老人と海)、原書で読みたいです。

The Old Man and The Sea

・シリーズ

このシリーズは好評のようなので、他の本も読んでみたい。個人的にはO・ヘンリーが一番気になります。作品にがっつりオチが入り、解釈が入りようの無い感じがしますが…?

ヘミングウェイで学ぶ英文法 2

[音声DL] オスカーワイルドで学ぶ英文法

[音声DL] オー・ヘンリーで学ぶ英文法

・越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 決定版

英文解釈でふと思いついたのが前にKindleサンプルで読んだこの本でした。クイズ感覚で読んでみたいです。

越前敏弥の日本人なら必ず誤訳する英文 決定版


今後も、お薦めの本があればPostしていこうと思います。

2021年2月に読んだ洋書

2月に読んだ洋書の記録です。ちまちま書き溜めたので、また2月中にUPできる!嬉しい~。 いつも小説ばかり読んでいますが、今月はThe Courage to be HappyやThe Silo Efffectのおかげで、自己啓発系やビジネス書の面白さに気づくことができました。

また読みたい本が増えました。すなわち、積読が増えました。



Class Mom

Class Mom: A Novel (English Edition)

Class Mom: A Novel (English Edition)

★3

幼稚園のPTAリーダー役、Class Momを務めることになったJen。それぞれの事情を持つ保護者たちを取りまとめるのに毎回苦労しているが、ある日高校の時の同級生だったDonと再会。変わらずHandsomeなDonに惹かれたJenは、flirtingなメールを取り交わすようになる。


ちょっとズレてるJenを中心に展開するファミリーコメディ。ラブストーリーやロマンスの要素は強くないです。 幼児を持つ親なら、わかるーとニヤニヤすることがしょっちゅうあり、Jenの5歳の子、Maxの言動も、「そうそう幼児ってそういう意味わからない返しするよね」とJenに話しかけたくなりました。あんまり深く考えず楽しむタイプの本です。

かなりUSの生活に密着した表現が多く、AudioBookもドタバタコメディらしく抑揚の多いナレーションで、表紙のとっつきやすさはあるものの、思ったより意味が取れないこともありました。 自分が使うのに良い表現も多かったな、と読み終わってから気づきました。もうちょっとメモとっておけばよかったな~。

Aristotle and Dante Discover the Secrets of the Universe

★5

15歳のAriには友だちがいない。寡黙な父、心配性な母と暮らしている。12歳離れた兄は刑務所にいて、家族は誰も兄のことに触れないし、なぜ刑務所に行くことになったかも知らない。両親から子ども扱いされることにフラストレーションを感じていたAriはある日、Danteと出会う。Danteにスイミングを教えてもらったことをきっかけに、AriはDanteとの仲を深めていく。


家族、恋愛、友情、そもそも自分って?とTeenagerであるAriの迷い、成長、全てが詰まった本です。ふだんはおとなしいAriが時に短絡的に行動したり、父親が考えに考えを重ねてAriにアプローチする様子など、場面場面がとにかく愛おしい本でした。

物語の舞台は1987年なのですが、まだまだダイバーシティに対する理解が浅かった時代だったことを考えると、DanteやAriの苦悩が語られている以上だったことは想像に難くありません。2人を見守るそれぞれの両親も親として悩む様子が感じられて、親としても勉強になる本でした。

The Courage to Be Disliked: How to Free Yourself, Change your Life and Achieve Real Happiness

★4

YouthとPhilosoperの対話によってアドラー心理学の神髄をわかりやすく解説。大ベストセラー『嫌われる勇気』英訳。


この本は原書を何度も読んでいるので、内容は知っていたのですが、英訳で読んでも興味深い本でした。そりゃそうでしょと読み流すのは簡単ですが、いつもこのマインドで行動できているかと問われると即答できる人はそうそういないのでは?

特に今回はHorizontal Relationshipの章が響きました。かなりざっくり説明すると、上司部下、親子、どんな人間関係でも、誰が上で誰が下ではなく、みなHorizontalな立場で生きている。だから褒める&けなすではなく、ただThank you.という声かけだけを大切にすれば良いという考えです。 なぜ?と思った人には是非この本を。何かと不安定なこの時期にこそ、生き抜く勇気を持つために読んでおきたい一冊。

Everywhere and Every Way

★4

32歳のCaleb Pierceは建設会社Pierce Brothersの3代目。ある日急死した父の遺言により、兄弟3人で会社を運営することになる。Calebがくせ者ぞろいの弟たちを取りまとめるのに一苦労していたある日、一流インテリアデザイナーMorganが、好条件の案件をCalebに提案しにやってきた。 MorganはCalebにひとめ惚れするが、Businessに恋愛を持ち込まない主義のMorganは、自分の気持ちの折り合いをつけるのに四苦八苦する…。


ライトに楽しめる #さく読め ラブストーリー。建築用語も分かりにくいものはありません。Pierce一家の家族愛・兄弟愛や、脇を固めるPierece Brothersで働く仲間の存在感、ほっと心が温まるお話でした。

Morganの揺れ動く気持ちや、ある秘密を明かせないために苦悩する様子も、友人のようにすぐそばで見守っているような臨場感を感じました。 私は3兄弟の中では、クールでディーラー的立ち位置のTristanが好きです。このシリーズは続編があり、第3作でTristanが主人公なので、できればシリーズ全て読みたいです。AudioBookも聴きやすかったのでお薦めします。

Alexa, Why Can't You Love Me?

Alexa, Why Can't You Love Me?

Alexa, Why Can't You Love Me?

  • 作者:David Rossmer
  • 発売日: 2020/11/12
  • メディア: Audible版

★4

72歳のHenryは最愛の妻を亡くして一人寂しく暮らしている。その様子を心配した娘がプレゼントしたのはAIスピーカーAlexa。最初はおっかなびっくりだったHenryも徐々にAlexaのいる生活に慣れていくが…。



Audible PlusCatalog(聴き放題)より1時間17分のNovella。歩きながら聴く軽いものを探していて選びました。ドラマ仕立てで声優の演技が素晴らしく、Henryが目の前にいるかのように聴きました。AIらしいAlexaの返しが面白く、最後の終わり方も好きです。

所詮AIスピーカーは機械で、話し相手になんかならないでしょう、という人ほど聴いてほしい。AIスピーカーにハートは無いですが、時に人間よりも温かな存在なのかもしれません。

The Vineyard Valentine

A Vineyard Valentine

A Vineyard Valentine

  • 作者:Nina Bocci
  • 発売日: 2021/02/04
  • メディア: Audible版

★3

Eloisaは父から引き継いだVinyardの経営者。毎年Valentine DayはVinyardでSingle Soireeを開催するので、最大のかき入れ時。縁の下として営業に張り付くつもりだったEloisaだったが、予想外の展開に?!


Audible PlusCatalog(聴き放題)より、約1時間40分のNovella。Alexa~が良かったのと、Valentineの前だったので選びました。ベタベタなラブストーリーで、深い言い回しも無かったので、歩きながら聴くのにちょうど良かったです。 抑揚豊かに読むタイプのナレーターだったので、最初だけ苦戦して何度か聴き直しましたが、あとは聴きやすかったです。短い話で先が読める分、ストーリーを把握しやすかったのかもしれません。

ラブストーリーを読んだり聴いたりしていると、すぐ主人公たちが公私混同するのが楽しいです。私はUSの本をよく読んでいますが、実際に住んでいる人たちも、仕事をしててすぐ好きになったり、仕事そっちのけになっちゃったりするのでしょうか。それともファンタジーとしてフィクションだからこそ楽しんでいるのかな?

The Silo Effect

The Silo Effect: Why Every Organisation Needs to Disrupt Itself to Survive

The Silo Effect: Why Every Organisation Needs to Disrupt Itself to Survive

  • 作者:Tett, Gillian
  • 発売日: 2016/09/01
  • メディア: ペーパーバック

★4

あらゆる組織で障害となるものの1つ、タコツボ化(Silo Effect)について文化人類学者ののちFinancial Timesのライターとなった著者が、数々のインシデントや成功事例を通して、Siloに陥らず組織をよりスムーズにゴールに導く方法を解き明かす。


会社組織で働いているので、組織論には普段から興味があり手に取りました。以前洋書福袋を買った際に入手していた1冊です。組織体の事例が各章で語られるのですが、章ごとに読み易さが全く違う本で、経済系の章は内容が全くわからず、辞書をひきまくり、何度も章の最初から読み直して、何とか大枠を理解した感じです。そう、作者はFinancial Timesのライターだったのでした。。

ITサービス企業OpenTableのCEOから一介の警察官に鞍替えしたGoldstein、巨大IT企業Facebookが成功した秘訣、有名外科医Dr.Cosgroveが病院改革をした話は、冒険譚のようにワクワクしながら読みました。普段は小説が多いですが、ノンフィクションもこんなに楽しませてくれるのかと、嬉しい発見でした。 組織とはどうあるべきか、自分の立場で会社でできるアクションはあるのか、いろいろと考えるきっかけをくれた本でした。

The Courage to be Happy: True Contentment Is Within Your Power

★4

和書ベストセラー『幸せになる勇気』英訳。あれから3年、Youthは新たな職に就いていた。アドラーを学んだからこそ悩むYouthと諭すPhilosopherの対話で、アドラー心理学を更に掘り下げる。



前作The Courage to be Dislikedよりもpracticalな行動編として出版された本作。前作を聴き終えた後にすぐ読みたかったのですが、AudioBookがScribdで制限がかかったため、読めていませんでした。

聴き終えて印象に残ったのは、自分がCommunicationやLoveの定義だと思っていることが、定義ではなく入口でしかなかった、という点です。とにかく気が短くて、何かと目に見える結果や数字を追い求めがちなので、もっと広く長く深い視野で行動しようと、自省の機会になりました。

ノートにたくさんメモしながら聴いたので、まだまだ感想を記したい、気づきを伝えたい部分もありますが、これ以上書くと、短い本なのもあり自己啓発書の醍醐味が減るので、ぜひ読んでみてください。 迷えるYouthとPhilosopherの掛け合いが秀逸でAudioBook を強くお薦めします。

The Marriage Bargain

★4

Alexaは両親の借金を返すために、Nickと1年限定の契約結婚をする。Billionaireで血も涙も無いNickと、家族と犬を深く愛するAlexa。水の油の関係のはずだったが…。



前作が良かったJeniffer Probstの2冊目です。 #さく読め #さく聴け で、イケメンと美女が葛藤しつつ&すれ違いつつも、安定感のある展開が心地良い1冊。ぜひツッコミつつ時代劇のように素直に楽しんで欲しいハートウォーミングロマンスです。物語中で主人公の二人がそれぞれヤキモチを焼くのですが、自分がヤキモチを焼いていることに気づかず、frustratedになって衝動的に行動してしまうのが可愛い(笑)

こちらは1作目で、計4部作のようですが、登場人物が少なすぎて自分が好きなタイプの登場人物がいないので、この作家の続きを読むなら先日読んだEverywhere and every wayの続編にしようかと思います。


3月はビジネス書系+ウォーキング用の軽い読み物(耳メイン)の並行読みを続けていく予定です。 また3月末までに更新します!

Scribdで1か月に洋書を何冊読めるのか、聴けるのか

Scribdというデジタル本のサブスクリプションサービスを利用しています。

ひとことで言うと、1,000円で洋書の読み放題・聴き放題ができるサービスです。 ただし、時間の経過や自分が期間内に読み聴きした本の冊数により、次の月に課金するまで読むことができなくなります。 市販の本を読むことができるので重宝しています。

www.scribd.com

詳しい紹介は矢月さんのサイトをご覧ください。

ei-raku.com




ここでは2021/1/16~2021/2/15まで、私が読み聴きできた本を、備忘のために記載しておきます。

  • Ask Again / Book, Audiobook

  • It Ends with Us / Book, Audiobook

  • Helping Children Succeed / Book, Audiobook

  • You / Book, Audiobook

  • Aristotle and Dante Discover the Secrets of the Universe / Book, Audiobook

  • The Courage to Be Disliked / Book, Audiobook (途中からBookが制限で読めなくなりました)

  • Everywhere and Every Way / Audiobook (Bookは既に制限がかかってました)

  • The Silo Effect / Audiobook (Bookは制限がかかってました、Audiobook は2/15までに聴き終えることができず、2/16に読了しました)

私はScribdにこまめに入会したり、退会したりしていて、入会した際にはScribdにBookとAudiobookがある本を中心に読むようにしています。 そして上に書いた本は、ほとんど紙本も持っています(笑)

みなさんはScribdで1か月にどのくらい読んで&聴いていますか?




おまけ

Scribdも利用しているのに、ちょっと前にセールで紙本を買いました。 f:id:rita150201:20210217123022j:plain

The Rosie Projectと間違えてThe Rosie Effectを買ってしまった…。

2021年1月に読んだ洋書

2021年1月に読了した本のご紹介です。

 

 

今月は読み終わってはチョコチョコあらすじと感想を書き溜めてました。

1月に読んだ本を1月中にUpできる幸せ…。

いつも読みたい本を気分に合わせて選んでいるのですが、今月はいろんなことを本から学ばせてもらった1か月でした。学ぼうと思って読んでないのに、読み終わったら学んでいる感じです。これだから読書は止められないなぁ。

誘惑に負けてAudiobook欲しさにScribd再開しました。来月も引き続き紙本メインで読み進める予定です。

 

***

Oppressed and Empowered: The Viscount's Capable Wife (Love's Second Chance Series: Damsels and Knights, #5)
★3

時は19世紀、女性が職を持つことは許されていない時代。結婚はせず医師として身を立てるつもりだったEvelynは、ある日親同士が決めた許婚の存在を知る。その相手はコミュニケーションに難があり、冷徹なことで有名なViscountだった。

 

19世紀にAutismのヒーローがいたら?という設定に果敢に挑んだHistorical Romance。奔放で天真爛漫なヒーローの妹や、性差別にfrustratedするヒロイン、後半はMysteryなど、少し情報を盛り込み過ぎな印象がありました。もう少しヒーロー&ヒロインのやりとりや感情の動きでfallingしていく様子をたくさん楽しませてほしかったな~。本作はシリーズ5作目で、一つの長いストーリーが数冊の本に分かれているとして読めば、ボリュームの多さは気にならないのかもしれません。

 
Bad Girls
★5

Bad Girls

Bad Girls

 

10歳のMandyは、毎日学校でいじめられている。孤独で寂しい日々を過ごしていたが、隣家に住むことになった14歳の孤児、Tanyaと知り合う。Mandyは派手な外見と大胆な性格を持つTanyaに、新しい刺激を受けて夢中になるが、Tanyaには悪い癖があって…。


言葉で表現するのが難しいのだけど、ものすごく胸がザワザワする本でした。松谷みよ子の『ちいさいモモちゃん』に匹敵するザワザワ。個人的にいじめた経験、いじめられた経験、どちらもあるので、学校が自分の全てだったローティーンのころにタイムスリップして読んでいました。

Bad Girlsというタイトルも深いです。Mandyをいじめる女の子たち、悪癖で騒ぎを起こすTanyaとMandy、はたまたTeenagerを見た目や出自だけでBad Girlsと判断しがちな大人たちこそがBad Girlsなのかも…。親としても学びがありました。


The Sun Is Also a Star
★4

The Sun is also a Star

The Sun is also a Star

  • 作者:Yoon, Nicola
  • 発売日: 2016/11/03
  • メディア: ペーパーバック
 

Natashaは父のDUIをきっかけに不法滞在が明らかになり、明日JamaicaにDeportationされることになった。NatashaはU.S.に住み続けるために移民弁護士にアポをとり奔走するが、その期限は今日中。絶望を感じていたNatashaは偶然Korean2世のDanielと出会う。そのDanielも移民ならではの悩みを抱えていた。

 

細かい章割りで1人称が頻繁に変わる小説。NatashaとDanielがメインだが、思いがけない人たちも自分語りをする。現代設定、登場人物少な目で #さく読め 認定です。たった1日で二人が惹かれていくのですが、そこに移民としての複雑な思い、人種差別、などが絡み、ただのYAロマンスで終わっていないのが良かったです。
Epilogueに思いがけない人が登場する終わり方も好きです。

The House on the Water
★4

The House on the Water (English Edition)
The House on the Water (English Edition)
 

ヒロインCarolineの息子が、ドラッグ密売で検挙された。Carolineは更生施設にいる息子のことで、日々頭がいっぱいだ。元々拗れていた夫との関係も悪くなる一方。Carolineは少しでも前向きな気持ちになれればと、親友やその兄弟たちとコテージを借りて数日過ごすことにするが、思いがけない事件が起こる。

 

Buried Deepが良かったMargot Huntの12月に出た新作thriller をAudible 聴き放題で。3時間足らずのNovellaなのに女性の嫉妬とかドロドロした感情がすごくよく伝わってくる内容で、この作家好きです。読後感は良く無いけど、この作家だからこのオチだよねという納得感。
ナレーターも素晴らしい。世の中怖いものはたくさんあるけど、一番怖いのは人間だよね。

  • 短い
  • 謎解きがシンプル
  • 現代設定
  • 登場人物少ない
  • ページターナー
  • 聴きやすいアメリカ英語

と条件が揃ってるので、Audiobook初挑戦する人におススメ。

 

If tomorrow comes
★3

 銀行員Tracyは、愛するの恋人の子を妊娠して結婚することになり幸せの絶頂を迎えていたが、警察からの悲報を受けて実家の町へに旅立つ。事実を知り怒りに震えたTracyは復讐を誓う。

 

いつかは読もうと思ってたシドニーシェルダンを読みました。上記の通り、あらすじがザックリとしか書けないページターナーで、超のつく #さく読め です。序盤のTracyがあまりに短絡的でおいおいと突っ込みながら読みました。
ストーリーはスピード感があって面白いのだけど、それぞれの心情とか迷いとかambivalentな感情とかを、もう少し深く描いて欲しいと考えてしまいました。

洋書の児童書をたくさん読んでいた2019年春ごろに読めば良かったです。洋書読み始めて間もない方にお薦めです。

 

Kim Jiyoung, Born 1982
★4

Kim Jiyoung, geboren 1982: Roman (German Edition)
Kim Jiyoung, geboren 1982: Roman (German Edition)
 

ヒロイン、キム・ジヨンは専業主婦。特別際立った存在でもなく平凡な人生を送ってきた典型的な韓国人女性だが、出産して1年経ったある日、奇異な言動をとり始める...。

 

現代韓国に生きる女性がしばしば出くわす理不尽なできごと、違和感、また違和感以前の居心地の悪さを描いた作品。
随所に統計データがエビデンスとして差し挟まれるので、小説なのにノンフィクションを読んでいる気分になる。自分とは「違う」存在を、わからないことをわからないままで片付けず、まずは知ることから始まるのだと、改めて気付かされました。

また、韓国の小説を英訳で読んだのは初めてだったのですが、この本はとても読みやすかったです。

 

The Husband's Secret
★5

Ceciliaは仕事で成功し、愛する夫、3人の子供と理想的な家庭を築いている。ある日、昔の思い出の品を屋根裏部屋で探していたところ、夫が書いた手紙を見つける。その手紙には「自分の死後に開封して欲しい」とあった。夫はまだ亡くなっていないのだが、夫の秘密の手紙を前にCeciliaは開封すべきかどうか迷う…。

 

Ceciliaと、夫が親友と浮気したので実家に子連れで戻ってきたTess、25年前に長女を何者かに殺されたRachelの3人の女性を軸として展開される物語。女性ならではの日々抱えるストレス、ドロドロした嫉妬が、リアルに描いてあって最後まで楽しめました。
重たい命題を読者に突きつけて、どうなるのどうなるのとあっという間にエンディングまで持って行かれるページ・ターナーです。全編Audibleで聴きましたが、最初が少しわかりづらくAmazon.comの書籍販売ページの1~2章のExcerptが理解に役立ちました。


Ask Again, Yes
★4

Ask Again, Yes: A Novel (English Edition)

Ask Again, Yes: A Novel (English Edition)

 

 Gillamに住む警官Fransis Gleeson一家の隣に、Brian Stanhope一家が引っ越してきた。FransisとBrianは警官として仕事仲間だった間柄。知り合いがいない街で寂しく暮らすFransisの妻Lenaは、Brianの妻Anneと交流を深めようとするが、AnneはLenaを冷たく突っぱねる。その一件からStanhope家とは距離を置くことにしたGleeson夫婦だが、15年後に両家の子供をきっかけにある事件が起こり、運命の歯車が回り始める。

 

キャラクターへの思い入れが強くなり、あらすじすべてに固有名詞を書きたくなる一冊。何年共に暮らしても家族とは難しいもので、血がつながっていても自分とは全く別の人間という当たり前のことをビリビリ感じさせてくれました。世代を超えて数十年に渡る物語で、キャラクターそれぞれが抱えるBurdenが非常に重く、Fictionなのに意外とこういう物語は身近にあるものなのかもしれないと、背筋が寒くなりました。時間が解決するという言葉ではあまりに軽いけれど、読後感は爽やか。
目だけで読むとどうも集中力が途切れる本だったので、Scribdで音声追加して読みました。

 

It Ends With Us
★4

It Ends with Us: A Novel (English Edition)

It Ends with Us: A Novel (English Edition)

 

 ヒロインLilyは偶然出会った医師RyleにOne Night Standに誘われる。その場は相手にしなかったLilyだが、偶然Ryleと再会して情熱的な恋に落ちる。マーケティングスキルを活かしてビジネスを成功させたLilyとハンサムな神経外科医のRyleは、誰もが羨む理想的なカップルだったが、二人はそれぞれ子どもの頃に負った大きな傷を心に抱えていた。

 

DVをテーマに据えて、時に誰もが正しいと思えることを選べない人間の弱さ、それを乗り越える強さを描いています。タイトルの「It」が意味が重く、強く感情を揺さぶる引力のある本でした。ラスト数章のヒロインがたくましく美しい。

翻訳が出版されましたが、こういう本こそコミックで出版されると良いなと思います。登場人物が少なく #さく読め なので、児童書を卒業したい人にもお薦めします。こちらもScribdのAudiobookも利用して読みました。


Helping Children Succeed
★3

Helping Children Succeed: What Works and Why

Helping Children Succeed: What Works and Why

  • 作者:Tough, Paul
  • 発売日: 2016/05/26
  • メディア: ペーパーバック
 

子どもたちが大人になっても健やかに人生に送るためには、単純な学力ではなく非認知能力が重要ということが近年の研究で明らかになってきた。子どもたちはそれらの能力をどのように身に着けるのだろうか。子供たちへの働きかけを5W1Hエビデンスをもとに解説する。

 

珍しく小説では無い本を読んでみました。内容に惹かれたのではなく、本編114ページと薄い、表紙デザインが可愛い、AudioBookのナレーターの声が好みだったからです。ナレーターは著者が務めていてBroadCasterとしても活動していると知って納得の聴きやすさです。
incentiveは能力や学力UPに結びつく?motivationを満たすためには何が必要?子どものためだけではなく大人にも役立つ内容でした。
ちなみに、2016年に出版された本ですが、最近コロナ禍でまた注目されたようで、図書館で翻訳版の予約状況を確認したら予約が多く入ってました。

比較的読み易く、小説以外で何か読んでみたい人にも良いと思います。コロナ禍で脚光を浴びているといえば、以下Factfulnessもお薦めします。意外と読み易かったです。

 

You
★3

You: A Novel (Volume 1) (The You Series)

You: A Novel (Volume 1) (The You Series)

  • 作者:Kepnes, Caroline
  • 発売日: 2020/01/28
  • メディア: マスマーケット
 

書店員として働くJoeは、ある日作家を目指す大学生Beckにひとめ惚れ。彼女のクレジットカードのフルネームを手掛かりにネットやSNSからBeckに関するあらゆる情報を入手しはじめる。そしてBeckを手に入れたいと願うあまり、JoeはBeckをストーキングし始める。

 

Netflixで映像化+Thrillerらしいキャッチーな表紙で気軽に読み始めたのですが、いやー最初から最後まで狂った本でした。ストーカーが自分の行動にサクッと理由付けして、どんどん異常行為をこなしていく様子が語られて、まるでJoeの心の中に住んでいるような気分になります。

最初はAudiobookも投入して聴いていたのですが、Joeの口が悪すぎて具合が悪くなりそうだったので、途中からは目だけで読みました。具合が悪くなりながらもDNFする気には全くならず、あー狂ってると思いながら毎日本を開くのを止められない。万人には薦められないけど、変わった本が読みたい人には良いかもしれません。シリーズ化されていて、2作目以降も出版されているのでJoeのファンも多そうです。

 

***

2月分も2月28日までに更新できるかどうか、お楽しみに!

今年のベスト3冊+今年の英語学習を振り返る

まず今年のベスト3冊です。

 

1. Safe Haven 

Safe Haven (English Edition)

Safe Haven (English Edition)

 

「はいはい、ロマ好き始まったわ」っていう声が聴こえそうですが、みんな嫌がらないで!

ベタベタな表紙だけど面白いんだよ!

昨年泣く泣くベスト3から削ったNicholas Sparksですが、今年はこの本と出会えて良かった。今年のベスト1&今まで読んだNicholas12作品の中でベスト1です。

序盤は御存知Nicholas節で、くっつくの~どっちなの~とマターリ続くのですが、途中からはPsycho Thrillerでめちゃくちゃ怖い。ラスト数章一気に読みました。ロマンスにカテゴライズされてるけど、間違いなくThrillerです。Nicholas苦手な人にも読んで欲しい!

2. White Bird

White Bird: A Wonder Story (English Edition)

White Bird: A Wonder Story (English Edition)

 

児童書Wimpy Kid #15 The Deep Endと迷いましたが、こちらを選びました。今年一番泣いた本。Graphic Novelなので、すぐ読めます。Wonderの外伝で話自体はすでに知っていたのですが、それでも泣けた。辛い内容ですが、BLMに揺れ続けている今こそ、是非読んでほしい作品。

3. Death on the Nile

 Classicというには新しいかもですが、読めて嬉しかったで賞はアガサクリスティのこちら。高校生の時に寝る間を惜しんでハヤカワ文庫を読んでいた青春時代を思い出しました。

アガサクリスティの原書を読める日が来るなんてねぇ。高校から英語嫌いになってたあの頃の私に教えてあげたい。

思ったより読みにくくなくて、途中は耳だけでも楽しめた。(これを耳でも楽しみたいがあまりScribd1か月だけ再開してしまいました。)ちょっと昔の本ならではのあまり見かけない語彙もあって勉強になりました。

 

***

 

続いて今年の洋書読書&英語学習振り返りです。

1. 洋書AudioBookを楽しめるようになった!

ScribdやAudibleでAudioBookを楽しめるようになりました。同じ本を何度も聴くのが好きではないので、自分が気に入った本をいろいろ聴いていました。2019年にAnkiで語彙を徹底的に叩き込んだので、その効果もあったのかもしれません。

あらすじをしっかり読んで、登場人物をおさえるなどすれば、目で読まなくても話の意味がとれるようになって嬉しいです。まだまだ何でも聴けるわけではないですが、歩きながらや編み物しながら、好きな本を聴けるようになりました。

 

2. ロマンスの代表作をたくさん読めた!

昨年、Me Before Youでロマンスに目覚めたので、今年はロマンスの代表的な作家の本をいろいろと読むことができました。

Against All Odds By Danielle Steel

めちゃくちゃ読み易くて、好きな作家になりました。

P.S. I love You By Cecilia Ahern

頼りないヒロインが良い~!こちらは続編も読んだ。

Can You Keep a Secret By Sophie Kinsella 

そんなんあるかいなと突っ込みながら、ドタバタラブコメ面白かった。

Something Borrowed By Emily Giffin

こちらも続編も読んだ。続編の方が良かった!!

Someone to Watch over Me By Lisa Kleypas

ヒストリカルロマンスです。読み易かった~!3部作全て読みましたが、最後のWorth Any Priceが一番良かった。

Bay of Sighs By Nora Roberts

人魚とかオオカミ人間が出てくるファンタジーロマンスでちょっと読み続けるのが辛かった(笑)次はこの作家のロマサスを読みたい。

Nicholas Sparksいろいろ

今年は6冊読んでました。Safe Haven の他だと、The Longest Rideが良かったな。Bull Ridingについて全く知らなかったので勉強になりました!Nicholasは今2冊積んでるので、引き続き来年も読みます。

3. Native Campを再開して、Callan Method Stage3まで修了した!

普段Outputの機会が無いのもあり、久しぶりにオンライン英会話をはじめてみました。元々人と話すのが好きなので、楽しんでいます。

いろいろ教材を試しましたが、マンネリ化しかけてきたタイミングで、前から気になってたCallan Methodを秋からスタート。まさかのStage1からの開始でしたが、いやーこれがなかなかスッと解答できない。最近Stage4に入りましたが、listeningで困ることは無いので、早口の講師を選んでます。

週4~5くらいのペースで復習しつつ進めています。Stage12まであるそうで、飽きずに続けられるか微妙ですが、来年も続けようと思います。

 

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こんな感じで修了証明書ももらえるので、あっという間に過ぎてしまった2020年でしたが、少しずつでも進歩できてたんだなと思えて嬉しいです。

 

ここまで読んでくださりありがとうございました!

来年もマイペース&自分の気分に合わせて、読書と英語学習を楽しみます。

The Books I Read in December, 2020

12月も元気に6冊読みました。実はこのあと2冊読んだので、12月としてはTOTAL8冊です。 最後の2冊は1月分に更新とさせていただきます。



History Is All You Left Me

www.goodreads.com

★★★

Griffinの元恋人、Theoが亡くなった。葬儀に出席したGriffinはTheoの直近の恋人だったJacksonと出会う。Griffinは嫉妬と共感が混ざった複雑な思いを抱えて、Jacksonとの交流を深めていく...。

最初から最後までYA過ぎて眩しい一作。FragileなティーンエージャーたちのBoy's Loveが描かれています。刹那的ってこういうことを言うのねーと思いながら読みました。 事故で亡くなった恋人についてGriffinの昔語や悔しさ悲しさがずーーーっと続くので少々飽きましたが、エンディングでその意味がわかります。 Scribdで音声あります。

Crazy Stupid Bromance (Bromance Book Club, #3)

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★★★★★

天才セレブハッカーNoahとカフェオーナーAlexis。Friendshipを壊したくなくて、なかなか距離を縮められない二人。Bromanceの面々は明らかに両想いの二人にやきもきするが、Alexisに思いがけない出来事が起こり、二人の関係はより複雑になっていく…。

今回はRomance Bookの描写はあまり多く出てこないのですが、相変わらず人の恋路を応援しているのか邪魔しているのか、とにかくBromance Book Clubがドタバタやってるスーパーラブコメです。私はこのシリーズが大好きなので予約して買って、Audible NarrationにならないのにAudioBookも入手しました。 面白かったな~と最後にAcknowledgementを読んだら、重いテーマがこめられていて Bromance なのに勉強にもなりました。

Buried Deep

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★★★★

25年前に行方不明になった夫の元恋人が、森の奥深くに埋められていたのが発見された。第一容疑者として夫が捜査線上に浮かぶ。 外科医として父として完ぺきな夫が、犯人であるはずが無い。ヒロインは事件の調査をはじめる。

2hくらいのスリラーを聴きたいなということでAudible Plus Catalog(聴き放題)から選びました。私は面白かったけど、読後感が良くないエンディングで、GoodReads3.20の低評価も納得です。 すでに亡くなっている夫の元恋人に嫉妬している様子がヒロインの語り口に深みを与えてて良かったです。

The Deep End (Diary of a Wimpy Kid, #15)

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★★★★★

Greg一家は偶然手に入れたキャンピングカーでキャンプに出かける。家族のひと夏の思い出のはずだったが、そこはGreg一家、予想もつかないドタバタが待っていた。

Wimpy Kidは毎回95%ギャグマンガなのですが、残りの5%に友情や家族愛を感じられるのが良いです。ところが今回はエンディングで、世相の強烈な風刺が待っていて、Wimpy Kidなのにハッと考えさせられる展開でした。#15ですが、Wimpy Kidは続きものではないので、大人こそ読んで欲しい名作。

One Day in December

★★★★★

クリスマスが間近に迫った12月のある日、Laurieは偶然バスから見かけた見知らぬ男性にひとめ惚れ。1年以上その運命の男性を探すが見つからない。諦めたころに、パーティーでその運命の男性とついに再会するが、彼は親友のBoyfriendだった…。

小説自体は長くないのだけど、恋物語が長いのなんの。10年近く続きます。私は気が短いので、途中で飽き気味になりながら読みましたが、エンディングでそのモヤモヤが一掃されました。こんな終わり方ズルい!ここだけLaurieになりたい!羨ましい!

Twelve Slays of Christmas (A Christmas Tree Farm Mystery #1)

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★★★

フィアンセに婚約破棄されたヒロインはクリスマスを過ごすためにFarm Tree Houseを営む実家に失意の帰省をするが、実家の森で殺人事件が起こる。状況証拠から父に容疑がかかるが、その疑惑を晴らすためにヒロインは自ら調査をはじめる。

Audible Plus Catalog(聴き放題)の作品です。随所にChristmasらしさ溢れる描写があって、まさに冬の夜長にHot Cocoaでもnurseしながら一緒にいただきたいCozy Mystery。ただ、途中で3冊併読となり、マメにとっていたメモを面倒で放棄したら、ストーリーは大まかに追えたものの途中から意味の把握が怪しくなったので、もう一度来年聴き直すかも(笑)


ノートパソコンでMarkdownで書いているとプレビューが面倒だから、次からは別の編集方法にしようかな。 今後はより早く書くために工夫していこうと思います。

The Books I Read in November, 2020

えっっもうクリスマス過ぎてるの…!! 今更11月分を更新です。 もう少し和書も読みたいなぁ。読みたい本多過ぎる。



Postscript(P.S. I Love You #2)

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★★★★

映画化もされたP.S. I love Youの続編。等身大で頼りないみんなのHollyが帰ってきた!

前作から7年後、亡夫Gerryのメッセージを胸に、つつましく暮らしていたHollyだったが、 妹がpublishしているpodcastに、嫌々ながらゲスト出演してGerryからの置手紙の話をする。 それを聞きつけた知人女性がHollyにしかできない「ある頼みごと」をするのだが…。

ライトで読み易いfictionですが、 全編にわたって死を感じる内容で、テーマは重いです。 胸が締め付けられて涙が止められないシーンも何度かありました。 先が読める感じで進むものの、最後の最後で表紙の意味がわかります。

相変わらずのHollyですが、前作同様、読み終わって本を閉じる時に、Hollyと一緒に自分も人として少し成長できた、前進できた、そんな気分にさせてくれる本です。

Death on the Nile (Hercule Poirot, #17)

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★★★★

誰もが羨む裕福で美しいLinnetがナイルの船上で殺された。 Linnetは友人の恋人を略奪したばかりだったので、その友人に容疑がかかるが、彼女にはアリバイがある。 個性豊かなキャラクターの面々の内、犯人は誰?その動機は? エジプトの旅情と名探偵のポワロの推理劇をじっくり楽しめる極上ミステリー。

ネタバレありの翻訳ミステリー読書会YouTubeライブの課題図書になると聞き、勢いで初めてのアガサ・クリスティ原書に挑戦しました。いつもはContemporaryしか読んでないので、あまり見かけない語彙も多くあり、最初は読み切れるかなと思いましたが、いったん登場人物の整理さえすれば、謎解きが気になりどんどん読めました。 実は耳でも楽しみたくなり、この本のために1か月だけScribdをSubscribeしました。アガサ・クリスティ未読の方は、最初の1冊にお薦めです。

The Truths We Hold: An American Journey

★★★★

U.S.副大統領となるKamala Harrisの自伝。

この本を手にとったのは大統領選の大詰めの時期。 私は普段政治に関する本を読まないのと、小説を読むばかりでニュースにもあまり触れないので知らなかったことが多く、勉強になりました。

弱気を救け、強気をくじく内容が何度も語られて 少し優等生過ぎる印象も持ちましたが、政治家のMemoirだから、そういうものなのかもしれません。

Digital Fortress

Digital Fortress

Digital Fortress

  • 作者:Brown, Dan
  • 発売日: 2009/08/28
  • メディア: ペーパーバック

★★★★★

NSAで秘密裏に稼働する暗号解読スーパーコンピュータ、その名もDigital Fortress。 これまであらゆるテロリストの作戦やサイバー犯罪を未然に防ぎ、U.S.だけでなく全世界の保安を維持してきた。

しかし、その存在を疑問視したある天才ハッカーが、絶対に解けない暗号をDigital Fortressに投入して、Digital Fortressは暴走を始める。 NSAの天才暗号解読者、Susanは上司と解決にあたるが、Susanの恋人でlinguistの一般市民Davidもなぜか巻き込まれてしまう。 次々と起こる事件や徐々に明かされる真実に、ページを捲る手が止まらないテクノスリラー。

私が読んだpaperbackが2004年発行でしたが、良く調べたらfirst publishはなんと1998年でした。まだ日本でもインターネットが身近では無かった時代なので、その時に読んでいたらもっとスリリングだったのかもしれません。 AWSをはじめとしたクラウドが当たり前の時代に読むと古さを感じるかなと思いましたが、そういう時代のものと思って読むと楽しめました。また、日本にゆかりがある内容なので日本人は特に楽しめるかも。

ロマンスに加えて、スペインの旅情もたっぷり、後半のジェットコースター感はさすが! Davidがド素人ながら、得意の語学を活かして使命を全うしようとする姿が、カッコ悪いけど、カッコいい。 ぜひダン・ブラウンの他の本も読みたいと思います。

The Right Time

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★★★★

ミステリーを愛する父の影響で自らミステリーを書くようになったAlex。 Alexは19歳で初めて商業ベースで自分の小説をpublishすることになるが、その条件はただ一つ。 父からの「女性が書くミステリーやスリラーは面白くない」というアドバイスをもとに、男性のpseudonymでデビューすることだった。 文学の才能を与えられた一人の女性の半生を、華やかに描いた人間ドラマ。

毎回スーパー読み易いDanielle Steel、Scribdで音声も投入して、8割耳で聴きました。スッと映像が浮かんできます。 Danielleが女性ならでは感じてきた出版業界での経験も、少なからず反映されてるのかな?と思いました。

エンディングでは私はああしてこうして欲しかったけど、 Alexの人生なので、あれで良かったのでしょう。 (ネタバレしたくないので読んだひとだけわかってください。)

Kira-Kira

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★★★★

移民の苦境や差別を日本からの移民の子ども、8歳の少女Katie Takeshimaの目を通して描かれている本作。

あまりにひどい労働環境の描写など、児童書としては少々キツい表現もありましたが、辛くも厳しい中でも家族のつながり、何より姉妹の強い絆に心を打たれました。 子どもに読ませたい一冊。

The Life We Bury (Joe Talbert, #1; Max Rupert, #1)

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★★★★★

21歳の学生Joeが大学の課題のためInterviewをすることになったのは、ある殺人事件の容疑者だったCarl。今やCarlは癌で余命が数週間となり、緩和ケアの施設で暮らしている。 Carlはお互いのことを正直に話すことを条件に、Joeのインタビューに応じるが、自分はその殺人事件の犯人では無いと断言する。疑問を感じたJoeは、36年前の殺人事件の調査をはじめる。

現実と謎解きが並行して進む構成はWhere the Crawdad Sings を思い出しました。 ScribdでBookとAudiobookを読みましたが、Audiobookの演技がうまい。淡々とした語り口がJoeそのもののよう。 アル中の母が生活能力が無いせいで、何かと実家に帰る必要があり、Joeのストレスは相当なもの。そんな中でもAutismの弟とのやりとりには心が温まる。JoeはBarの用心棒をしていて腕っぷしは強いのに、女性には奥手なのが可愛くてキュンキュンしました。続編もあるので、読みたいと思います。


12月分も書かなければ、年が明けてしまう~~。 更にもう1本、今年のまとめもUpしたいです!